昨日8/21(水)終末期をテーマに、最期まで患者様とどう向き合っていけばよいのかについて我らが理事長水上が地域のケアマネの皆様と共に考える講演会の機会を得ました。
終末期を迎える患者様、ご家族に対しての日々直面する様々なケースを拾いながら、特に日々向き合っているケアマネさんの悩み、葛藤をお伺いしながら、どういった対応が適切なのか、それぞれの関係機関で行うべき対応はどうなのかを一緒に考えました。
水上が心がけていることは普段からよく患者様・ご家族と会話、思い、悩みを共有すること、またその事について関係機関との情報共有が如何にして大事かと伝えました。
水上の診療は診療の話は2割、それ以外は診療とは関係ない話をするといいます。
それは患者様の不安、葛藤、喜びや嬉しさを患者様の人生を知ることは信頼関係にも繋がると同時に、いざ迫る決断の時に思いを共有していることで納得のいくかたちで最期を迎えられる為に最も重要なことだと言います。
最初はご家族もそのまま自宅での最期を望んでいると決めていても、いざ死期が迫ると病院で治療を行えば延命できるのではないか、そうすべきではないか、大きな岐路に決断が揺れ動くことが多くあります。
ケアマネの皆様からも普段の患者様との関りの中で様々な悩み、葛藤を抱えながら、何が一番最善なのかを考え日々対応していること現状を話してくださいました。
大切なことは「1人で悩まない、抱えない!皆で一緒に患者様と考えていくこと」が如何に大事かということ、普段から患者様・ご家族との思いを関係者皆で共有しておくことが、最善のかたちで最期を迎えられるのではないかと伝えました。
その環境づくりを実現するためには、我々医療機関とケアマネさんを中心とした関係者同士常に顔の見える関係、なんでも気軽に相談できる関係を築いていくことが最も重要なことと改めて感じました。
この度はたくさんのケアマネの皆様にご参加いただき大変有意義な貴重な時間となりました。
多忙なスケジュールの中お集まりいいただき本当にありがとうございました!
また今後も様々なテーマで皆様と課題共有できればと思います。
広報 大森